『ヒーロー戦記エオレンジャー』第26話「停滞~Suspend~その5」『ヒーロー戦記エオレンジャー』第28話「停滞~Suspend~その7」

2020年01月10日

『ヒーロー戦記エオレンジャー』第27話「停滞~Suspend~その6」

━恒例になってるんですが…
20200110-01

センジマン!

本当はサスペンディオの話は4話程度に済ませる予定だったんですが登場人物が盛り上がって行くので勝手に長くなってます。


第1話 第26話(前) 第28話(次)





※この物語の世界設定等はオンラインゲーム「Final Fantasy XIV」に準ずる部分が多く含まれます。ただ…ファンタジーな設定は余り出てこないかもしれませんのでご注意下さい。なるべく体験談や事実を元にして行こうと思いますが人物名称等は実在の物とは違う物もあり、時系列も前後したり完全にフィクションの部分も多々あります。


『ヒーロー戦記エオレンジャー』第27話「停滞~Suspend~その6」



説明しよう!『ヒーロー戦記エオレンジャー』とはオンラインゲームファイナルファンタジーXIVの中で良い子のみんなの笑顔を守る為に悪の存在「ギース」と戦う…光の戦士達の事である!

~主題歌「ヒーロー戦記エオレンジャー!」ナレーションより抜粋




「ギースよ、これは幾らなんでもちょっとオイタが過ぎるんじゃないか?」


見上げながらそう言うとバシュ!と言う音と共にドラゴンの力を呼び覚まし竜騎士の力「ドラゴンセンジャー」へとモードチェンジした。


・・・


「崖の上に行くにはこのモードが多分…一番だ。待っていろギース!おしおきだべさ!」


そう言うや否やセンジマンは崖を見上げて叫んだ!


「センジング・イルーシヴジャンプ!!」


センジマンの体がどひゅっと…後方へ飛んだ。


「違っ…向きが違あああああああぁぁぁぁあぁうぅぅぅぅぅ!?」


このままでは海に落ちてしまう。咄嗟の判断でセンジマンは武器を双剣に持ち替え「エオレン流忍者セン・ジライヤ」へモードチェンジ、縮地で何とか元の場所へと戻ってきたのだった。


「酒場でしかやってないモードはやっぱり慣れてないな…。やるなギース!」


息を切らせながらセンジマンはギースの手強さを讃えた。自分が空回りしているだけなのにギースの手強さを…。


「こうなったらしょうがない。エオレッド・スパイスの鉤爪でよじ登るぞ!待っていろギース!!」


・・・


~いっぽう崖の上


ブルーはギースの黒い陰の拘束から逃れられないまま崖下の謎の男の茶番を聞かされ続けていた。偏光属性の力で幸い意識は保てているが、いかんせん体の自由が効かない。


「お前…ギースって言うのか。まぁ本当の名前ではなさそうだが…。」


ギースは未だ掴みどころのないモヤモヤした状態でブルーを拘束したまま何も言わなくなっていた。変化があるとすれば…崖の下の男に気づいた時点からゆらめきが激しくなっている事と黒い中にも瞳の様な赤黒い輝きが生まれ、崖下と偏属性クリスタルを交互に見つめ始めた事位だ。


(通信が回復した…よかったぁ。意識が切り離されちゃうかと思って怖かったよ…!)


ギースの意識が散漫になり通信妨害も薄れてイーリスが安堵した声でブルーに呼びかけた。補足するとイーリスは帝国の研究施設の研究員で妖精体は意識をリンクしているだけなのだ。当初はブルー~サスペンディオ~の精神を安定させる目的で側付きとなったが諜報員としての才をブルーに買われ妖精体を媒介にして通信や情報収集の補佐役も引き受けているのであった。


(で…どこから聞こえていた?とりあえず…この黒いのはギースと呼ばれているらしい。崖の下の変な奴がそう呼んでいた。上手くすればそいつがオレを助けてくれるかもしれん。)


ブルーには不思議とセンジマンがギースに対抗する力を持っていると思えたのだ。状況的にも自分は「襲われている」。茶番を聞く限り「あの男」なら助けに来るのでは、と。


(うん…途切れ途切れだったけど何となく状況は把握してる…冒険中に巻き込まれた体で助けてもらって誰も居なくなったら例の物を回収して帰還すればいいわ。でも…危ないと思ったら撤退してもいいんだからね!)


認識阻害ゴーグルのお陰で顔が割れる事もないだろうとイーリスはそう提案した。


・・・


ガッ…ガッ…と慎重に崖を崩さない様に気を付けながらセンジマンは崖上を目指した。エオ・プロテスで防いでいるとはいえギースの近くにある黒い感覚が強まっているのが分かる、プロテスに弾かれる感覚はまるで静電気の様にパチパチしていた。


「痛っ!地味に痛いぞギース!そこを動くんじゃないぞ…!痛っ!ビリっときた!地味だぞギース!!」


登りながらもセンジマンはギースに話しかけ続けようやく崖を登り切ってから、やっと拘束されたブルーに気付いた。彼の顔を覆い尽くす青く光るゴーグルが不気味に輝いていた。


「な…大丈夫ですか?!ってここ物凄いな…って青い人!そうか…あなたの不思議と偏った光の力がギースとその後ろの何か凄い闇の力を跳ね除けてるんですねぇ…凄い能力だなぁ…さすがエオブルー!」


センジマンは何気なくブルーを「エオブルー」と呼んだがブルーにはそれが心底癇に障ったらしい。


「誰だか知らんが気安く名前を付けるんじゃねェ!!こんな拘束…自分で解いてやるっての…ッ」


ブルーは意地になって力任せにギースの拘束を破ろうとした。体中から偏光の力を溢れさせて。


(ダメよ!それ以上は貴方の体ごと停滞の力に飲み込まれ…プツッ)


偏光の停滞の力が強まったせいでイーリスとの通信も途絶したがそれでもブルーは力の解放を止めようとしなかった。


「うおおおおお…オレは…オレの名を…その青の名を…知ったような口ぶりで言うんじゃねェよ!!!」


拘束していた陰がブルーの体から溢れる青白い光でバリバリと剥がれていく。ギースも少し驚いた様にゆらめいて後ずさり…偏闇属性クリスタルの方へおずおずと陰を伸ばし直していた。


「この力は…『星の力』?!やっぱりあなたは…うっ」


センジマンは何かに気づきかけたが光の力の暴走に巻き込まれ意識が遠のいて行った。


『キドウかんりょう…メイレいヲ…めイれい…タイき…』


(これ…は…誰の…キオク…?)


ブルーの偏光の力の影響で強制的にセンジマンの超える力が発動してしまったのである。


~続く~


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また会おう良い子のみんな!

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