『ヒーロー戦記エオレンジャー』第23話「停滞~Suspend~その2」『ヒーロー戦記エオレンジャー』第25話「停滞~Suspend~その4」

2020年01月07日

『ヒーロー戦記エオレンジャー』第24話「停滞~Suspend~その3」

━多分まだ少しずつのアレです…
20200107-01

センジマン。

またもや予定にない流れになってしまいました@@


第1話 第23話(前) 第25話(次)





※この物語の世界設定等はオンラインゲーム「Final Fantasy XIV」に準ずる部分が多く含まれます。ただ…ファンタジーな設定は余り出てこないかもしれませんのでご注意下さい。なるべく体験談や事実を元にして行こうと思いますが人物名称等は実在の物とは違う物もあり、時系列も前後したり完全にフィクションの部分も多々あります。


『ヒーロー戦記エオレンジャー』第24話「停滞~Suspend~その3」



説明しよう!『ヒーロー戦記エオレンジャー』とはオンラインゲームファイナルファンタジーXIVの中で良い子のみんなの笑顔を守る為に悪の存在「ギース」と戦う…光の戦士達の事である!

~主題歌「ヒーロー戦記エオレンジャー!」ナレーションより抜粋




「ティアです。ブルー・スカイ・ティア。」


短く整えられた青い髪から出る猫耳をピンと立てて、サスペンディオは少し前に見た青い空と涙を思い出し、笑顔で名乗った。


・・・


それからブルーはごく普通の冒険者としてこの世界への知識を改めて深めて行った。無作為に設定された人格が快活過ぎたのか幾度目かの定時連絡で「目立ちすぎた」と判断され…他者からの認識を阻害する機能を持ったマスクの着用を余儀なくされてしまう。


「まぁこれはこれで…カッコよくて目立てるからいいか。」


ブルーが着用を余儀なくされたそのマスクは主に目を隠す物で顔全体を覆う物ではなく、どちらかといえばゴーグルの形状だ。周りが銀の装飾であしらわれ青いエーテル光を鈍く放つゴーグル。


それを着用するようになると何度会ってもまるで初めて出会った者の様に感じる。何度も一緒に冒険しても毎回ブルーは…


「あぁ…はじめまして。よろしく頼むよ。」


と言った。同じ様な事を言いすぎて徐々にブルーの言葉には抑揚が無くなって行った。


・・・


アルジはブルー、いやサスペンディオに取り付けた首輪型の制御装置で彼のバイタルや精神的な変化を逐一チェックしていた。首輪には遠隔操作で偏光の属性エーテルを体に流すことでマインドコントロールを少しずつ出来る機能もあったのだ。研究室でその状況を確認しながらアルジは呟いていた。


「少しずつ無駄な感情も消え始めているな…認識阻害マスクの隠れた機能も功を奏して来たか。」


認識阻害の効果は実は他者だけではなくブルー自身にも作用している。初めて他者と触れ合った時余りにも精神エーテルが高揚した数値を叩き出しそれが任務遂行の妨げになると考えたからだ。


「他のマルマルの時の様なミスはもう沢山だからな…。この程度の感情数値なら任務遂行に支障も無いだろう…さぁて、これからが本当の『任務』の始まりだナンバー人型003…サスペンディオよ。」


コンソールの青い光を浴びながら暗い研究室でアルジはニヤっと笑った。


・・・


この研究をする以前、数年前から行っていた偏属性エーテルを用いた兵器運用実験の中でアルジはエオルゼアだけではなく惑星ハイデリン各地で見つけられた闇の偏属性クリスタルに~数%の確率ではあったが~妙な性質を持つクリスタルを見つけていた。


この偏闇属性クリスタルの周囲の別の属性クリスタルが闇属性ごと飲み込まれていくという性質である。採取過程でこの偏闇属性は人心をも闇に飲み込んでしまう事が分かった。


「この属性を扱うには人はあまりに脆すぎる。兵器とするには危険も大きい…」


兵器に運用するには採取で犠牲になる兵士が多く費用対効果が悪い。しかし捨て置くには勿体ないと感じたアルジはこれを何とか扱えないかと考えていた。そこで思いついたのが「人型兵器」による偏闇属性クリスタルの採取及び運用だった。


最初は機械人形~マジックドール~を使ったが遠隔操作中に偏闇属性に人形が支配されてしまい動かなくなって失敗。その中で「光属性」をコアにして作ったマジックドールならいくらか抵抗力がある事が分かったりもした。


幾度となく失敗を重ね…辿り着いたのが本物の人体を人型兵器とする方法だった。人間~しかも偏闇属性に抵抗力のある~の選定基準は蛮神のテンパード化に抗える『超える力』の持ち主である事である。


そうして実験が更に重ねられ…起動条件を満たした者に番号を振るが、その数僅か3体。試用段階で破棄された候補は数百、いや千を超えていた。実験過程で自身の片目も偏闇属性に蝕まれ切除せざるを得なくなり機械の義眼を付けている。


「サスペンディオ…003が完成に近づいた今、私の真の目的が果たされる日も近い…。ようやく、ようやく…アレの運用が出来る…。」


アルジはレア偏闇属性の持つ飲み込む力を使ってエオルゼア人の心を闇の中に堕とし支配し、帝国に服従させようとしているのだった。


~続く~


第1話 第23話(前) 第25話(次)

また会おう良い子のみんな!

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