『ヒーロー戦記エオレンジャー』第13話「出会い」今日のブログはお休みです。

2019年12月13日

『ヒーロー戦記エオレンジャー』第14話「共感」

━恒例ですが当初考えていたのと違う流れになってます…
20180328-01

センジマン!

自分の中でこれが13話だなぁって思っている部分は何話になるんだろう…w

あ、あと今夜エオレンジャーカフェやります!(詳しくはツイッターにて)


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※この物語の世界設定等はオンラインゲーム「Final Fantasy XIV」に準ずる部分が多く含まれます。ただ…ファンタジーな設定は余り出てこないかもしれませんのでご注意下さい。なるべく体験談や事実を元にして行こうと思いますが人物名称等は実在の物とは違う物もあり、時系列も前後したり完全にフィクションの部分も多々あります。


『ヒーロー戦記エオレンジャー』第14話「共感」



説明しよう!『ヒーロー戦記エオレンジャー』とはオンラインゲームファイナルファンタジーXIVの中で良い子のみんなの笑顔を守る為に悪の存在「ギース」と戦う…光の戦士達の事である!

~主題歌「ヒーロー戦記エオレンジャー!」ナレーションより抜粋




「お、おおおお…お嬢さん?!」


お嬢さん~しかもステキな~と呼ばれる事がこの上なく久しかったホワイトはとてつもなく動揺していた。


・・・


尻もちをついたままそのミコッテ族~猫の様な耳と尻尾を持つ種族~は耳をピンとはためかせて苦笑いした。


「ちょ…って貴方!ココちゃ…私、貴方に連絡をしたココって子の連れ合いのウォーカーと言います。えと…ちょっとココが他の仲間の負傷…?の看病で遅れてまして。少しそこの川辺でお話を聞いても?」


ホワイトはそう言って彼の手を取り立ち上がらせてからベンチのある場所を探した。


彼の名はロン、ここを拠点にして鉱石を発掘しそれを売って生活している。戦闘を伴う依頼にはどちらかと言えば消極的だそうだがそれでも必要な際にはダンジョンに潜る事もある…先日久し振りにダンジョンでの討伐任務を受けた時に初めて出会った冒険者に酷く罵られたと言う。端的に言えば能力の不足を指摘された…のだが。


「何回思い出してもイラつく…そりゃ戦闘のプロからすれば万全な装備じゃなかった自覚はある。それでも迷惑は掛けない程度には準備したつもりだったんだ。集合した途端その中の一人がオレの身なりを見るや挨拶もなしに『そんなお粗末な出で立ちで来る馬鹿と一緒に死ぬのは御免だから帰る』だと…ッ」


川辺でロンの話を聞きながらホワイトはかつて自分の身に起きた制御不能な『怒りの炎』をロンの中に感じた。センジマンがギースを倒し切らなかった理由をホワイトは頭では分かっているし、そういう部分がセンジマンをヒーローたらしめている…とも理解している。しかし目の前でまたギースの影響で怒りの炎を消し去る事が出来ないロンの苦しみを見ているとどうしても納得が出来なかった。


「お察しします…私も似た経験がありましたから…。最善は尽くせないと分かっているけど「それでも…」って思って頑張って頑張って…それを否定されたって思い知らされるって残酷ですもんね。」


ホワイトはふと仲間の居る建物に視線を送りながらそう言った。相手に自覚があるのか無いのかは関係なく自分の力の足りなさを実感した虚無感はきっと誰にもわからないだろうと思いながら。


「でもそれって本当は自分のせい…分かってるから余計に腹が立つのよね…。」


ふとホワイトがつぶやいた言葉にロンは急にベンチの上に両足を乗せたまま座り込んだ体勢になって尻尾をふるふると振っている。


「そう!!そうなんだよ!!!分かっちゃいるんだ!…だから迷惑を掛けたくなくて必死に他の冒険者の情報を見たり覚えたりして…やっぱりお嬢さん、いやウォーカーさんはステキだ。こんなオレの気持ちを分かってくれるなんて…ッ」


目を潤ませてロンはホワイトの両手を握りしめた。どこかで「トゥンク」と音がした気がした。しばらく固まっていたホワイトは状況に気づいてすぐさまロンの手を振りほどき


「ちょ!何よ急に手なんか握って…あ。そんな目しないで…分かったから。よしよし。」


しかし振りほどいた瞬間に更に上目遣いで悲しそうな顔をされて仕方なく…ロンの頭を撫でた。


~~こんな純粋な男の子の心を弄ぶんだよセンさん…ギースはやっぱり許しちゃダメだ…!


ホワイトの決意は更に固い物となっていった。


・・・


「話聞いてきたよセンさん。エレちゃんの『目』でギースの痕跡をカルン修道院の近くで感知したって。早く行くよ!」


酒場に戻るとホワイトはセンジマンのてをぐいっと掴みギースの痕跡に向かおうとした。


「いででで!ホワイト痛ぇ!!!いたすぎて笑う!!」と大笑いしながらセンジマンとホワイトは酒場から出ていった。


「なんかうぉかさん楽しそう!イイ事あったのかな?私達が合流した時もうロンさんとすっごく仲良さそうだったもんね…恋かな?!エレもそう思うでしょ?」


マリンは何だか自分の事の様に嬉しくなってエレに飛びかかった。


「ちょっと!びっくりしたぁ…。私はよく分からないなぁそういうの…メガネ取ったら分かるんだろうか…ダメだ全然分からない…」


~説明しよう!イエローアイはギースのアレ以外には割と無頓着なのであった!


・・・


カルン修道院の入り口の近くは古く荒廃した建物が並んでいる。そのひとつに…ギースの残滓が漂っていた。


「これだわ…!センさん!はよ!!」


ホワイトはセンジマンをこれでもかと言う位急かしたがセンジマンは何かを感じ取ってわざとダラダラする事にした。


「おじさんを急かすんじゃない。息が切れて…ちょっと休憩ね。」


と言って膝を突いたセンジマンを見てホワイトは憤慨している。それでもセンジマンはお構いなしだ。


「うぉかっぺ。助けたい気持ちはすごーく分かるんだぞ。ロンさんだっけか…彼に感情移入しすぎたのか。でもヒーローはなるべくみんな平等に接しないとな。」しかし正論は時に燃料にしかならない。


目をまん丸く見開いてセンジマンを睨みつけホワイトは黙り込んだ…割と怖い。


「ごめんやでやるやで…でもこのギースは「欠片」だ。本体から切り離されて漂ってただけだからうぉかっぺの求める本当の効果は期待出来ないぞ。助かるのはロンさんとロンさんに関わった人達だけだ。」


それを聞いたホワイトは無言で頷いてから一瞬嬉しそうになった表情に気付かれまいとアゴを少しギースの方に向けてセンジマンに意思表示した。何故か顔が赤い。


「どうしたうぉかっぺ暑いなら日陰に入るといいぞ。んじゃ久し振りのギースとご対面だからな、うん。」


センジマンはおもむろにポケットからセンジマンソーセージ(カルシウム入り)を取り出してギースに差し出した。何かを気取られたくないホワイトは言う通りに日陰に入りながら冷めた目で様子を見守っていた。


「…そうかやっぱ反応がないな。ギースへの手がかりとして封印した上でセンサーにするって言う方法もあるけどそれじゃロンさんの影響が消えないかもしれないからなぁ…。」


ぶつぶつ言いながらホワイトの方を振り返るとそこにはホワイトではなく仁王像があった。


「仁王像じゃないわよ!!!変なナレーションやめてもらえないかしら!!あと風評被害がありそうだから改めて言っておくけどこれはフィクションだからね!勘違いされたらどうするのさ!!!!ってかセンさんちゃんとそいつ『消して』よ?!…何だこれ。」


ホワイトの勢いに押されセンジマンは仕方なくギースの欠片を浄化する事にした。


『星の力よ…エーテルチェンジ!!』


※センジマン本人の許可で中略します。


・・・


~~いっぽうその頃エオレンジャー酒場では


お店見学をしようとロードストーンを見ながらマリンが盛り上がっていた。


「エレ!このお店…すごい。でも行き方が全然分かんないんだよねぇ…どうやって行けばいいんだろう。うーん。」


イエローも気になって同じ記事を読み始めた…がどうにも場所が掴めない。


「もしかしてこれが噂の…『平行世界』って奴なんじゃないかな…?同じ場所に見えても実際に行くと全然違うみたいな。酒場の場所に全然知らない人の家があるって記事も見た事あるから…多分このお店どこかの平行世界にあるんだよきっと。」


イエローの言葉にマリンの頭の上に電球が光った。


「んじゃ平行世界に行けるようになったらものすごく沢山のお店とかお家を見に行けるんだね!!うわぁ楽しみだなぁ…行き方分かんないけど。」


その記事のタイトルは『大正浪漫喫茶~カナリア~』。いつの日か訪問できる事を夢見てエオレンジェルのふたりは日々何かに邁進するのであった。


~続く~

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また会おう良い子のみんな!

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