━たまに書く真面目なやつ…
20190808-01

センジマンです。

闇とは人の持つ特性のひとつでしかなく、そこに善悪はありません。それがどう現れてどう他者に届くのか…それによって受け止める側に傷を負わせてしまうのならそれは悪とされてしまうんでしょう。

昨日の第53回FFXIVプロデューサーレターライブを見ていて~きっといろんな方が何か書かれるとは思いますが~思う所があったので少し違った切り口で書いてみようと思います。

みんな、ちゃんと「闇の戦士」になれるといいな。
(あとすみません相変わらず文字ばっかりで長いです)

まず皆さんにお願いしたいのは先日のPLLにて吉田P/Dと室内氏が話されていた事の言葉尻だけを取って「そうじゃない」とか言う事はどうか控えて貰えると有り難いです。

経緯としては「5.0になった後のジョブの調整について一部ジョブへの批判が大きい」事を受けての対応についての終盤で、特にフォーラムの書き込み~意見自体はありがたく色々して頂きたいんですが~いかんせん言葉がキツくなっている意見が多くなっていて、お互い冷静に話し合える状態にしていきたいと言う内容の話をされていました。

今回に限った事ではないんですが…そしておじさん自身も人の事は言えない事も多いですが、誰かの発言に対し言葉尻だけを取ってからかう様に反論する反応を良く目にします。今回のPLLでは特に目立った気がしましたねぇ。

きっと大多数の方は二人のあの話を聞いて「そうだな、気をつけないとな」と思えたとは思いますが残念ながらそう思えない精神状態の方、そう思えない状況に置かれてしまっている方も少なくは無いんだと思います。

オンラインゲームの特性への理解がまだ少ない方もいらっしゃった様にも思えました。そこは経験や情報を積んで行けば理解が深まると思うんですが…。

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おじさんは何が残念だったかって言うと「あぁ言う話が出てしまう」事自体が残念でした。でも今考えれば逆なのかも…あの状況で形はどうあれ「ちゃんと答える」運営をおじさんは他で見た事ないな…。

話を戻しましょう。以前からフォーラムでのやり取りの事はおじさんも気になってはいました。言葉遣いも勿論大事ですがパッと見で激論になっている様な状況のスレッドの内容の多くが「自分は間違ってない」事を主張したい余りに「主張が正しいかどうかを言い争う」論争にすり替わっている事が多い。

中にはちゃんと諌める書き込みもありますし、その「自分が間違っていると言われる事への拒絶感」のキツさも分かります。あれ辛いんですよねぇ。

言い方はよくありませんが…特に日本人はその拒絶感が強いんじゃないかって思ってるんです。そうじゃなくてもそもそも人は「間違っている」と言われる事は嫌ですよねぇ。そのストレスに耐えられず精神が「それを拭う」事に支配されてしまう事が多いのではないかと思います。

俗に言う闇落ちみたいな。でもそれは実は闇に落ちているのではなく自分の心を守ろうとしているだけだったりもします。なので書き込む回数や文字数がどんどん増えてどうしても口調を荒げてしまう。

発言や書き込みの内容自体にはそれは含まれませんが気持ちの真ん中にあるのは「どうして分かってくれないんだ」と言う気持ちなんじゃないかなって思います。

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でも、昨日のPLLを深呼吸をして見返して頂けるとお分かり頂けるかとは思いますが…あれ、分かってない人の対応じゃないですよ?むしろ分かりすぎて申し訳無さが溢れそうになるのを必死に堪えて出来る限り冷静に応えてくれている姿以外の何者でもない。

でも、少しだけ溢れちゃったんでしょうね。パッチ5.0序盤でみんなで協力してサーバー負荷をギリギリで抑えられた闇の戦士のみんなだったのに…吉Pとモルボルの心の負荷を少しだけ越えさせてしまった。きっと他の運営スタッフの方の気持ちも上乗せされてしまったんではないかとも思います。

ジョブの調整に納得が行かないと言うお気持ちは本当に分かります。以前やっていたオンラインゲームではINT値が1変わるだけで回復量が段違いになってしまうみたいな事もありましたし、好きなジョブがイメージ通りだったのがそうじゃなくなるってとっても残念ですよねぇ。おじさんはギアセットチェンジが全部ミラージュプレートになってしまう日がいつか来るんじゃないかとヒヤヒヤしていたりします。

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「こうなる事は分かりきっていただろう」と言うご意見も結構ありましたね。多分同じ様にスタッフのみなさんもある程度「分かりきって」はいたんだと思いますが色々話し合った上で「(まずは)そうしよう」と決め、批判が来るのはある程度覚悟して実装したのではないか、とも思います。

PLLで「みなさんと一緒に(直していきたい)」と言う言葉にそれは現れていた気がします。オンラインゲームって実装後に変更が効く柔軟性がある。

だからプレイヤー側はつい好きな事を言ってしまう。そしてその感覚で運営が「後で直せるからとりあえずこれで行こう」って言う実装の仕方をしていると勘違いしやすい事もあるんだと思います。

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全体の話を聞いていて思ったのは5.0と言う区切りのパッチではあるけれど現状のジョブ調整は未だ「悩みの中」で今の尚必死に情報を収集してなるべくみんなの意見を取り入れてより良い物にしていきたい気持ちがあの状態になっているんだと思います。

なるべくならもうちょっと調整してもらえれば良かったのかもしれませんが…相手は人間ですからね。逆に良くここまで安定してた仕組みをあれだけ変えてきたもんだっておじさんは感心してただけでした@@

中には特に何も思ってないけれど盛り上がりそうだから文句を言っている人も居ますね。暇でうらやましい限りです。

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この記事のタイトルにも書きましたが「闇の戦士」は「悪の戦士」ではないのです。「光の戦士」もその力の使い方を間違えれば「悪」となってしまいます。

何度かこのブログにも書いた事があるんですが「いいことより わるいことより たいせつなものがある」と言うファイナルファンタジー4で主人公が岐路に立たされた時に聞くセリフ。やっぱり今でも言葉の真意は分かりませんが、これは「光」と「闇」にも言えるんじゃないかな。

漆黒のヴィランズは「闇の戦士」になるって聞いてからプレイヤーの多くはそれをモチーフに色々発信したりもしていますよね。冗談半分である物も多いのであんまり気にはしていませんでしたが、昨日のPLLを見てその反応の一部を見ていて…もしかしたら「闇」を勘違いしてしまっている人がいるんじゃないかと思ったりもしました。

その力を「善」とするのも「悪」とするのも自分自身。おじさんも改めて気をつけていこうと思いました。


また会おう良い子のみんな!