おじさんの説明。『ヒーロー戦記エオレンジャー』第2話「エーテルチェンジ」

2019年11月29日

『ヒーロー戦記エオレンジャー』第1話「帝国から逃れた地の果てで」

━いつ書き上がるんだろうか…
ラストのイメージ4

センジマンでーす。

ショーをやったりし始めてから一度書き物としての「ヒーロー戦記エオレンジャー」を書いてみたくてもやもやしているんですが「第1話」が全く思い浮かびませんでした@@

どの部分を切り取って第1話とするのかって事もあったり、そもそもフィクションなんだけどじわっとFF14をプレイしている日々の事が盛り込まれていたりもするので無闇に仲間のキャラを立たせすぎて変なイメージになっちゃうと申し訳ないなぁとか思ってみたり…w

とか言いながらも少しずつ書こうとしてみますね!

第2話(次)





※この物語の世界設定等はオンラインゲーム「Final Fantasy XIV」に準ずる部分が多く含まれます。ただ…ファンタジーな設定は余り出てこないかもしれませんのでご注意下さい。なるべく体験談や事実を元にして行こうと思いますが人物名称等は実在の物とは違う物もあり、時系列も前後したり完全にフィクションの部分も多々あります。


『ヒーロー戦記エオレンジャー』第1話「帝国から逃れた地の果てで」



とある世界…神々に愛されし大地「エオルゼア」。エオルゼアは剣と魔法が織り成す惑星ハイデリンに存在する。

長きにわたる歴史の中でも際立つ第7霊災…そう「光の戦士」の伝説が実しやかに囁かれていた時代…これはその歴史の激流に翻弄されながらも必死に前を見続けた者たちの…物語である。

・・・

ガタンゴトン…ガタンゴトン…


旅人が北ザナラーンからウルダハへ向かうチョコボキャリッジ~馬の様に大きな鳥が引く馬車の様な乗り物~に揺られながら夢を見ていた。夢の中で彼に語りかける声がする…


『みんなの力で未来を掴むのです…あなたの”超える力”があればきっと成し遂げられるでしょう…そう…聞いていますか?…感じて…考えていますか?…おい聞いてんのか!?』



夢の中の美しい女性の声が急に語彙を荒げたのでハッとして目を覚ますと…向かい側に座っているハイランダーの男が自分に呼びかけていた。夢の後半それが混ざってしまったらしい。


「おい!やばい事になったぞ早く起きろ!」


ゆっくりと身体を伸ばしながらもただならぬ声の真剣さに周囲に気を巡らせる。どうやらまだ道中なのに衛兵が立ちはだかりキャリッジを止めた様だ。


「ふむ…?この時間帯にお前たちの通行を許可した覚えはないんだがなァ?」


「しかしまぁ…臨時通行料を払えばなァ…なんとかなァ…してやらんでもなァ…ないがなァ?」


ギシシ…と気色の悪い笑い方をしながら衛兵たちは貨物を物色しようと後ろに回っていた。「ほぅほぅ」「ふむむむ」などと言いながらニヤニヤしている。


「ダンナ。悪い事ぁ言わねぇ…クァールパップにでも噛まれたと思って有り金渡した方がいいぜ…」


起こしてくれたハイランダー~ヒューラン(人間)族~の男がそう言うとそそくさと自分の荷物袋からギル~この世界の通貨~の入った財布を取り出そうとしていた。


「ギシシ!話のわかる奴ぁ好きだねぇ…ほな遠慮なく…頂きまs…ほべぁ!?」


衛兵たちの腕が旅人に掴まれ突如あらぬ方向に曲がり始める。「いだだだだだ!」そう呻いて衛兵は飛び退く。すると荷馬車から彼がゆっくりと降りて来た。


「さぁ、これを食べて元気を出すんだ。そうすれば人様の金品に手を出す悪い気持ちなんか飛んで行くぞ!良い子のみんな!」


彼はそう言うと「センジマン」と言う文字が焼き付けられたソーセージ~カルシウム入り~をポケットから無造作に取り出して衛兵に渡した。


「え?」



衛兵たちは痛む腕を抑えながら急に渡されたソーセージを目を丸くして見つめていた。そして我に返って怒鳴りだした!


「テメェ俺たちが泣く子も黙る銅刃団の一派だって分かってやってんのかこの野郎!!こんなモンで腹が膨れるかああああ!!」


ぽいっとソーセージを投げ捨てた衛兵に対し彼はその2倍以上の大声で怒鳴った。



「食べ物を粗末にするんじゃねええええええ!!!」

「喰らえ…センジパンチ!!」



腰を捻りコークスクリューパンチを繰り出すと衛兵たちは謎の力で吹き飛ばされた!


「うわあああああああ」「覚えてろおおおおおおお…」


衛兵たちの飛んでいった先にキラーン、と何かが光る音が聞こえた気がした。何事も無かった様に彼はキャリッジに戻ると「さぁ、行こうか」と爽やかに微笑んだ。


「ダンナ…一体何者で…?」


ギル強奪を免れた男はふとその疑問を声に出していた。旅すがら人の事情には立ち入らないのが長生きの秘訣だと熟知していても今のとんでもないやり取りについ声が出てしまったのだ。


「おじさんの事が気になりましたか…初めての方は大体気になっちゃうらしいんですよね…」


コホン、と咳払いをしかれは改めて男の方に向き直りこう言った。


「おじさんの名前はセンジマン!良い子のみんなの笑顔を守る為に世界を旅してヒーロー活動をしているんだ!」


またもや彼…センジマンはポケットからソーセージを取り出して男に渡すとうんうんと頷いた。


「さっきの衛兵は悪い心に支配されてしまっていただけだとは思うが。やってはいけない事をしてしまったからね。少しおしおきをしておいたのだ。」


聞けばセンジマンには昔の記憶はなく、最古の記憶は北ザナラーンの実験施設の中に幽閉されていた物だと言う。監視の目をかい潜り何とかブルーフォグまでたどり着き今に至ったとの事。


「このソーセージを出す能力も何か知らん間に会得していたんだが、自分が食べたい時には出てこないんだ。」


聞けば聞くほど怪しさしかないのだが…不思議と嫌な気はしなかった。だが同時に「あまり関わりたくない」とも思わせていた。


「ダンナ…変な能力に目覚めちまったからそれで人の役に立ちたいってのは立派な事だと思うぜ。オレはウルダハに降りたら仕事があって付き合えないが…頑張りなよ!」


話が終わる頃にはキャリッジもウルダハの外縁まで到着していた。到着し次第「またな」と手を振りながら男は去っていった。何故か全速力で。


「さぁて。声に導かれるままにここまで着いたけどここからどうするか。」


センジマンはボサボサの黒髪を掻き上げながらつぶやいた。すると急に何かが頭の中に流れ込んできた!


「うっ…ま…たか…」


うめき声を上げるとその場にうずくまり動けなくなってしまった。センジマンは時折周囲の「記憶」が流れ込んでくる不思議な力を持っていて、その力は自分では制御できない。ゆっくりとセンジマンの意識が流入してくる記憶に飲み込まれていく…。


「こ…これは…誰の記憶だ?」


普段は帝国兵の何気ない日常や昔の記憶、ブルーフォグで働く労働者は兵士の家族との思い出の様な記憶が流れ込んでくるだけなのだが今回は違った…暗い。とにかく景色が暗い。


『ボクは…ここに居るよ…みんな…どうしてボクを見てくれないの…?』


少年の様な口調だがとても低くギシギシと唸るような声がセンジマンの脳を埋め尽くすほど念入りに聞こえてきた…まずい奴だ…センジマンは危機を感じていた…。


「いかん…このままじゃマジで飲み込まれ…」


朦朧とする意識の中にもう一つの声~こちらは聞き慣れた声~がした。


『センジマン…これは超える力の能力の一部に過ぎません…制御はできませんが…あなたなら意識を保ち立ち向かう事が出来ます…気を確かに持つのです…気を…確かに…おい…アンタ大丈夫か?!』


また声の感じが変わりハッと気がつくと、そこには白髪のミッドランダー~ヒューラン族~の男が心配そうにこちらを見つめていた。


「アンタ…やっぱりそうなんだな。オレも感じたぜ…アンタほど強烈じゃぁなかったが…黒い何かを。」


その白髪のミッドランダーの男はセンジマンに肩を貸しながら自分の名前はサンクレッドだと名乗り彼自身も『超える力』の持ち主である事も告げてくれた。そして同じ様な仲間が沢山居るという事も…。


・・・

ウルダハから西に向かうとサンクレッドの所属する「暁の血盟」の拠点があるというのでそこに立ち寄る事にしたセンジマン。拠点には超える力に目覚めた多種多様な種族が出迎えてくれた。奥の執務室で代表の女性~名をミンフィリアという~が色々と説明してくれた。

「そんな訳で私達『暁の血盟』は亡きルイゾワ様の意思を継ぎエオルゼア…いえハイデリン全土に平和をもたらす為に活動しています。あなたさえ良ければ是非私達の仲間になりませんか?」


何処の誰だかわからないおじさんにミンフィリアはとても優しく説明し歓迎してくれた。センジマンはそれが嬉しかったが同時にカナリ照れくさかった。しかも強すぎる「超える力」をある程度制御できる赤い宝石の入った腕輪までプレゼントしてくれたのだ。


「お…おじさんをななな…仲間に?!マジですか常設ソーセージ製造機とかそういう感じだったら超お断りしちゃうけど大丈夫ですか!」


はははっとカラ笑いしながらセンジマンは照れ隠しによく分からない事を言い出した。ちょっと人に優しくされてなさすぎて何かがこじれてしまっていたのだ。


「おいセンジ!誰もそんな事いってないだろ!…悪いミンフィリア。こいつウルダハで変な声にやられかけてて…んで以前の記憶もあんまりなくてな…今のは聞かなかった事にして…能力だけは強力だから…な!」


能力「だけ」という言葉に引っかかったがサンクレッドが庇ってくれている事はセンジマンにも伝わった。気持ちを無碍にしない為にもここは何か言わなければならない!センジマンは更に続けた。


「というのは冗談として…。せっかくのお申し出とても有り難いのですが…いかんせんおじさんは自分の意志じゃないと行動に責任が持てなくて。完全に仲間にはなれませんがおじさんはヒーローなので助けがいる時はいつでも読んで下さい!行ける時は必ず行きます。」


そういうとセンジマンはポーズを決めて満面の笑顔を浮かべた。初対面では割とこれ以上関わりたくない感じで。


「そ…そう…ね!えぇ分かったわ助けが必要な時は呼べそうな時はこちらも呼びますね!」


ミンフィリアはそう答えるとぎこちない笑顔でセンジマンを見送った。


「こんなおじさんに腕輪までくれて…ありがとうサンクレッド!てかレッドっていい響きだね!んじゃまたどっかで!」


外まで見送ってくれたサンクレッドにセンジマンは礼を言うといい響きの真意は良く分からなかったが感謝している事は何とか伝わった様だ。「達者でな」とサンクレッドは言い残すと別の任務とやらに向かって行った。


「今日も良いヒーロー活動が出来たし…色んな可能性が見えてきた。しかし…自分が一体何者なのかって言うのも気になるなぁ…あとウルダハで聞いた声…どうにかして助けてやれないものか…」


ぶつくさとつぶやきながらセンジマンは暁の拠点のあるベスパーベイを後に再びウルダハへ赴くのであった。


『ボクの声…やっと気づいてくれる人が居た…もうハナサナイゾ…』


腕輪に遮られてセンジマンにその声は届かなかったが…その「声」は完全にセンジマンを認識していた。


センジマンの旅は始まったばかり…これから何と戦い何が待っているのか。行け!センジマン!そしていつ変身するんだ?ヒーロー戦記エオレンジャー!?


~続く~

第2話(次)

また会おう良い子のみんな!

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